人と人との繋がりが
良いプロダクトを生む

木材のアロマが香りHIPHOPが流れる空間で、各々が各々のスタイルでワークウェアを身に纏い、黙々と自身の仕事に打ち込む。一方、1階にはバースペースがあり、懐かしのアーケードゲームが置かれた休憩室では、スタッフ同士が談笑する。そんな、自由な風が吹く気鋭の建材屋・ティンバークルーとは一体どんな人々なのか。スタッフに話を聞いた。

「我々、ティンバークルーは一言でいうと建材屋。アパレルの店舗や飲食店のフローリングを中心に、壁や天井、小物まで、木材に関するいろいろなもの・ことを手掛けている会社です。見た目通りすごく自由な会社ですが、それは仕事も遊びも妥協なしでとことんこだわって、どれも本気で楽しむという社是からきています。バースペースや休憩室など、いわゆる日本の会社っぽくないオフィスもそういった思想から。もちろん、ただ自由なだけじゃなくて、皆それぞれ自分の仕事に誇りを持って妥協なしで取り組んでいるからこそ、相乗効果で良いプロダクトが生まれるんです」。

あらためて社内を見渡すと、それぞれがスタイルを持ったファッションのスタッフばかり。この個性豊かなクルーは、どのように集まったのだろうか。

「別に狙って集めたわけではないんですけどね（笑）。類は友を呼ぶように、いいメンバーがいいメンバーを呼び、気づいたら自然に集まっていたような感じです。同じ感覚や目的を持つ人たちが自然に集まり、感覚をともにしながら育ってきたからこそ、今のティンバークルーができあがったんじゃないかなと思っています。社内はもちろん社外の人たちともそうで、人とのつながりを大事にしているんですよ。デザイナーさんからコラボや別注をかけてくれる企業さん、ほとんど社員食堂と化している近所の蕎麦屋さんまで、関わる人たちとのコミュニケーションを大事にすることで、良いものが生まれてくると思うんです」。

そんなティンバークルーは、今大きく羽ばたこうとしている。数年前に始まったオリジナルプロダクトの制作に加え、新たに既製品のフローリングの展開やグループ会社が手掛けるグリーン事業やキャンプ場運営など、幅広いフィールドで頭角を表しはじめているのだ。

「前述の通り、ティンバークルーは内外を問わず、人との出会いと関わりの中で成長してきた会社です。新事業も多くがそういった繋がりからスタートしたもの。これからも今までと変わらずコミュニケーションを大切にしながら新しい価値を生み出していきたいですね」。